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沢 メッシと歴史的バロンドール サンケイスポーツ(2011/1/11掲載) [新聞記事]

夢にまでみた瞬間が現実になった途端、沢は戸惑った。世界最優秀選手の発表で「ホマレ・サワ」とコールされても、表情が崩れない。左隣のワンバック(米国)が「おめでとう」と抱きついて栄誉をたたえ、右隣にいた5年連続受賞のマルタ(ブラジル)は、悔しそうに唇をかんだ。スピーチのひな壇に向かう沢は、堅い表情のまま口をすぼめる。淡い水色の振袖姿で、渡された黄金色のトロフィーをそっとテーブルに置いた。
「このような名誉ある賞をいただき、大変うれしく思う。女子サッカーにかかわってくれたすべての人のおかげです。この賞を糧に、日々精進していきたい」

01年からはじまった女子の年間最優秀賞に輝いたのはハム(米国)、プリンツ(ドイツ)、マルタのみ。女子では世界4人目の栄誉、アジアでは初の快挙だ。7月のW杯で得点王に輝き、日本の主将として初優勝に導いた実績は申し分なく、受賞は本命視されていても本人には興奮と戸惑いが交錯していた。
「走った後ぐらい心臓がばくばくして、汗もすごくかいていた。どう落ち着かせようかと・・・」。世界最高の栄誉は、試合で見せる頼りがいのある姿勢を一変させてしまった。
15歳で代表入りしてから18年。「本当にいろんな重みが入ったトロフィーでした」。W杯優勝で一気になでしこブームに火がつき、今年1日の全日本選手権決勝(国立)でも、沢が所属するINCA神戸新潟の一戦は女子の試合で初めて観衆が2万人を超えた。1年半前の同カードの観衆は10分の1。代表の中にも練習の合間に仕事に従事する選手がいる。酸いも甘いも知るだけに、喜びにひたるのは一瞬だ。黄金色のトロフィーを抱え男子のバロンドール、バルセロナのメッシと握手をしながらも視線は7月のロンドン五輪に向いている。「一番いい色のメダルを取りたい」
サッカー界には、バロンドールを獲得した選手は、その年の世界大会に勝てないというジンクスがある。目指すのはそんな”バロンドールの呪い”のジンクスを打破。世界No.1の地位を手にしてもなお、沢は日本の女子サッカー界を牽引するために走り続ける。 866-1.0h

今度から最低でも1面記事だけでも書いていこうと思います。
女子サッカーはほんとにこれからが大事だと思うけど、高待遇だからここまでやってこれたわけじゃないところがほんとにすごいと思う。
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